MONEY TALK at広島市現代美術館



2007年9月2日(日)〜2008年1月29日(火)


at広島市現代美術館




コレクション展2 

ゲスト・キュレーターによる収蔵作品展 MONEY TALK






インディペンデントキュレーター
窪田研二*1さん
企画による収蔵作品展




美術館が
作品の購入価格を
公開するという全国初の展覧会*2





大竹伸朗さんのさくひん

どこで買えますか  (б。б?)ハテ?



作品制作の数も半端じゃないけど
これだけ手元に作品を残している作家さんって



キョロ~(δ。δ。)(。δ。δ)~キョロ



こういう素朴な疑問に答えてくれる

展覧会です

*1:くぼたけんじ/1965年東京生まれ。銀行に勤務後、上野の森美術館水戸芸術館現代美術センター学芸員を経て現在インディペンデントキュレーター。上野・谷中地区一帯を会場にした『アートリンク上野・谷中』(1997-1999)を主宰。キュレーションした展覧会は『眠れる森の美術展−赤瀬川原平&中村政人』『エデンの園大岩オスカール幸男』『Hack the Future !−秋山祐徳太子小沢剛』『加藤泉展』『日常茶飯美−Beautiful Life?』『孤独な惑星−lonely planet』『X-COLOR/Graffiti in Japan』他多数。T O K Y O 仕 掛 人 日 記 http://www.realtokyo.co.jp/japanese/shikakenin/kubota

*2:↓T O K Y O 仕 掛 人 日 記 より
7月11〜13日
広島市現代美術館で9月2日から始まる収蔵作品展の準備。
美術館のコレクションを使ってゲストキュレーターとしての明快な切り口を提示した展覧会を企画して欲しい、という美術館サイドからのリクエストに対して色々と検討した結果、タイトルを『MONEY TALK』(マネートーク)とし、芸術と経済との関わりを考察する展覧会を開催することに決定した。
具体的には、日本初の公立現代美術館としてスタートした広島現美で、これまでの収蔵作品をその購入価格とともに公開するという、全国でも初めての試みだ。例えば1985年に広島現美はアンディ・ウォーホルの10点組シルクスクリーン作品『マリリン1』(1967)を17,500,000円で購入している。そうしたデータを購入価格順に展示されるすべての作品約100点の横にキャプションとして公開する。
同時に哲学者、文学者、美術史家、評論家、経済学者、アーティスト、ジャーナリストといった人たちの芸術と経済に関わるテキストをさまざまな文献から引用し、展覧会場に作品とともにランダムに配置することにより、芸術と経済についての多面的な考えを紹介しようと考えている。
現在、広島現美から送られてきた資料をもとに、収蔵作品リストを購入価格順に並べ替える作業を完了したところだ。テキストの選定は最近『美術手帖』を離れてフリーランスになった気鋭の編集者、阿部謙一さんと一緒に進めている。
このようなアプローチの展覧会は「神聖」なる芸術に対して不遜だと反発する人もいるかもしれないが、根底には「芸術とは何か?」「芸術の自律性とは?」「美術館がコレクションをする意義とは何か?」「芸術的価値と経済的価値は等しいのか?」など、根源的な問いがこの展覧会を企画した意図としてある。また広島現美のコレクションがどのようにおこなわれてきたか、そして現在はどのような戦略で作品収集をおこなっているかなども見えてくるだろう。一般の市民にも美術関係者にもぜひ見ていただきたい展覧会だ。